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** バレリアンルート **


学術名 : Valeriana officinalis
和名 : セイヨウカノコソウ   分類 : オミナエシ科
就寝1時間前に召し上がってください。 脳内のGABAが増えますからリラックス、不安やストレスが無くなって心地よい眠りに入れます。

一般の睡眠薬のように習慣性、残薬感、ふらつきなどの副作用がなくすっきりした目覚めです。

バレリアンルートは、ドイツ、ベルギー、フランスで不眠処方薬として公認されています。アルコールとの相乗作用はありません。
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90ベジカプセル
バレリアンルートエキス 60ml

原産地と使用部分
バレリアンはヨーロッパとアジア地域が原産です。
現在ヨーロッパ全域に野生で生育していますが、サプリメントには栽培されたバレリアンが使用されています。
根の部分が生薬として使用されます。

概 要 
バレリアンルートは、ギリシャ時代から、精神や神経の高ぶりを鎮め、不眠症の治療ハーブとして使用されてきました。イライラしたり、神経が高ぶって眠れない、パニックや不安、恐怖を感じるときには、脳内の神経伝達物質ガンマ・アミノ酪酸(GABA)量が不足しており、GABAの摂取で、それらの症状が改善される研究報告がされています。

バレリアンの摂取は直接GABAを摂取するわけではありませんが、鎮静作用のあるバレリアンルートのバレレノール酸やアセチルバレレノール酸が脳内GABAの濃度を高めますから、直接GABAを摂取したときと同じ効果が得られます。

バレリアンは、即効性があり、サプリメントやハーブティーで就寝30分〜1時間前に摂ることで不眠症が改善されます。

抗不安薬や睡眠薬とバレリアンの大きな違いは、抗不安薬や睡眠薬は翌朝目を覚ました時に睡眠薬が残っていてふらふらしたり、体がだるいなどの副作用があるのにバレリアンにはありませんし、習慣性や依存性、副作用の心配がない特徴があります。

さらにアルコールとの相乗効果もないといわれています。

バレリアンバルクをハーブティーとして飲む場合には、バレリアンの持つ特有の香りを和ませたり、相乗効果が期待できるレモンバームやパッションフラワーとのブレンドが良く行われています。

現在睡眠薬や抗うつ薬、抗不安薬などを使用している方は、バレリアンとの併用は控えてください。
もし併用する場合は医師や薬剤師に事前に相談してください。

研究報告
ドイツのマルブルグの薬学生物学研究所で行われた研究では、バレリアンの鎮静成分が抗不安薬(精神安定剤)ベンゾジアゼピンやバルビツレートなどと同様、脳内のGABA-A受容体に結合することが確認されたと報告しています。*1

これはバレリアンが抗不安薬(精神安定剤)と同じように、不眠症を和らげたり、気分を落ち着かせたり,不安やストレスを和らげ,筋肉の緊張をほぐす働きをしていることを示唆しています。*2

バレリアンルートは、不眠症の改善に何世紀も前から安全に使用されてきました。漢方でも、不眠症治療の主要な生薬として使用されます*3

バレリアンルートには、即効性があり、すぐに熟睡できます。そして朝目が覚めたときに処方睡眠薬を使用したときのようにふらふらする、体がだるいなどの副作用がありません。 * 4 、 5 、 6

28日間就寝30分前にバレリアンエキス600mgを摂る不眠症に対する効果を確認する二重盲検試験で、一般に効果ありとされている治療薬オキサゼパム(と同等の働きをすることが確認されました。 *7

他の二重盲検試験で、同量のバレリアンルートエキスが、睡眠の質と脳機能の働きを向上させることが確認されました。
*8
4〜5.1濃縮エキスサプリメントの場合は、就寝30分前に300〜600mgを摂ります。

またバレリアンルートドライパウダーカプセルの場合は、2〜3g、チンキの場合は5mlを就寝30分前に摂ります。

バレリアンルートエキス320mgにレモンバームをブレンドしたものとトリアゾラム睡眠薬(ハルシオン)の効果を比較した小規模な試験が行われました。*9

両者の効果は、ほぼ同じだったが朝目覚めたときにバレリアンルートエキとレモンバームのブレンドグループには睡眠薬が残っている副作用は認められなかったがハルシオン・グループには、睡眠薬が残っている感じがあった。バレリアンルートエキとレモンバームのブレンドによる2週間にわたる二重盲検試験で、ブレンドは、睡眠の質の改善に効果があった。* 10

別の二重盲検試験では、バレリアンルート360mgとレモンバーム240mgのブレンドを摂った人の1/3が睡眠の質が向上したこと述べています。*11

他の鎮静ハーブのカモミール、ホップ、パッションフラワー、レモンバーム、アメリカンスカルカップとキャットニップとバレリアンルートのプレンドについても同様の効果が予想され、欧州と米国の医師たちは推奨しています。*12

これらのハーブは、不眠症だけでなく単独で神経衰弱の人たちの鎮静剤にも使用できます。中でもカモミールは、不眠症で胃腸が弱っている年少の子供たちに特に適しています。ホップとレモンバームは睡眠障害を緩和するハーブとしてドイツ政府によって承認されています。*13

不眠症を治療する二重盲検試験では、バレリアンルートとホップのブレンドは、バレリアンルート単独の場合よりも効果が高かったと報告されています。 *14

わずかな毒性が報告されているが「神経鎮静剤」(神経強壮薬)として知られている数種の植物は、伝統的に不安治療生薬として使用されていますが、科学的な調査はされていません。

しかし1つの研究で、神経鎮静剤とされるバレリアンルートとパッションフラワーのブレンドが不安の症状を和らげることがわかっています。 *15

1日あたりパッションフラワーエキス4、5滴を4週間摂る二重盲検試験で、不安の治療薬オキサゼパム(セラックス)を1日あたり30mg摂取したときと同等の効果が確認されました。 *16

シナモンの健康項目
等 級 健 康 項 目
第1級   不眠症
第2級   不安、恐怖感
その他 痛み

第1級 : 信頼性の高い、科学的に一貫した検証(臨床試験)データがある効果が高いもの
第2級 : データが少なく一貫性がない、または小人数試験データしかないが効果があるもの
その他
a: 主にハーブで民間療法に使用されるもの、あるいは科学的論評があるサプリメント


伝統療法
ギリシャ時代のディオスコリデス医師は吐き気と消化器系、肝臓と尿路疾患などの治療にバレリアンを使用しました。
ヨーロッパの一般家庭で何世紀もの昔から気分を落ち着かせ,不安を減らし,ストレスを和らげるなどの精神状態の改善や催眠薬として使用してきました。

18世紀には鎮静剤としても用いられ、消化器官が具合が悪い体調不良のときの気分の落ち込みと不安を減らすのに用いられました。

成分とそのはたらき
バレリアンルートには、鎮静作用をもつバレレノール酸やアセチルバレレノール酸などが含まれています。

その成分は、中枢神経細胞のGABA-A受容体と結合して、神経伝達物質ガンマ・アミノ酪酸(GABA)のはたらきを高め脳の覚醒システムを止める鎮静作用を発揮することがわかっています。

二重盲検試験研究ではバレリアンルートエキスが不眠症の症状緩和に有効であることが立証されています。*17,18

そしてこれらの研究では、一般にバレリアンルートを飲むと安らかな睡眠状態に入り、安眠できることが報告されています。常習性はなく睡眠時間が長くなっていくということはないことが確認されています。

さらに他の二つの二重盲検試験研究によって、レモンバーム ( セイヨウヤマハッカ ) とブレンドすると睡眠の質を向上させて、不眠症治療にさらに有効であることが確認されています。 *19,20

摂取方法
バレリアンルートを睡眠薬として用いる場合は、0.5%以上の濃度のバレリアンエキスが300〜500mg入っているサプリメントカプセル、錠剤を睡眠に入る1時間〜30分前に摂ります。*21

また、バレリアンルートバルクをティーとして飲む場合には、1.5〜2g程度が必要かもしれません。

この場合レモンバーム ( セイヨウヤマハッカ ) やパッションフラワー( トケイソウ ) とブレンドすると相乗効果が期待できます。

アルコールベースのチンキの場合は 5ml 程度を摂ります。 レモンバーム ( セイヨウヤマハッカ ) やパッションフラワー(トケイソウ )、ホップ、スカルカップなどとブレンドも可です。

安全性
バレリアンルートが自動車の運転や機械操作に悪い影響を与えることはないことが実験研究で確認されています。*22

推薦量の5〜20倍の過剰にバレリアンルートを何年間も摂っていた男性が心臓の具合が悪くなったという報告が1件あります。この件の場合バレリアンルートの過剰摂取を中止することで症状が回復したと報告されています。*23

適正摂取では、ほとんど副作用はありません。

推奨量の40〜50倍、20000mgのバレリアンルートを一度に摂取して自殺しようとした18歳の大学生の報告がありますが、
手足がだるい、腹痛、かすかな体の震えなどの症状がみられたがその他の異常はなかったという内容です。*24

バレリアンルートを摂っても、抗不安薬(精神安定剤)のように体の反応や集中力が落ちたり、翌朝二日酔いなどのようにふらふらするなどということはありません。*25

妊娠中や授乳期間中のバレリアンルートの摂取に関しては調査されていません。

他の医薬品との相互作用
現時点で、バレリアンルートが他の医薬品と相互作用を起こすという報告は全くありません。

 
参考資料
*1. Mennini T, Bernasconi P, Bombardelli E, et al. In vitro study on the interaction of extracts and pure compounds from
Valeriana officinalis roots with GABA, benzodiazepine and barbiturate receptors. Fitoterapia 1993;64:291-300.

*2. Kohnen R, Oswald WD. The effects of valerian, propranolol and their combination on activation performance and mood of
healthy volunteers under social stress conditions. Pharmacopsychiatry 1988;21:447-8.

*3. Taavoni S, Ekbatani N, Kashaniyan M, Haghani H. Effect of valerian on sleep quality in postmenopausal women: a
randomized placebo-controlled clinical trial. Menopause 2011;18:951-955.

*4. Leathwood PD, Chauffard F. Aqueous extract of valerian reduces latency to fall asleep in man. Planta Med 1985;51:144-8.

*5. Leathwood PD, Chauffard F, Heck E, Munoz-Box R. Aqueous extract of valerian root (Valeriana officinalis L.) improves
sleep quality in man. Pharmacol Biochem Behav 1982;17:65-71.

*6. Taavoni S, Ekbatani N, Kashaniyan M, Haghani H. Effect of valerian on sleep quality in postmenopausal women: a
randomized placebo-controlled clinical trial. Menopause 2011;18:951-955

*7. Dorn M. Valerian versus oxazepam: efficacy and tolerability in non-organic and non-psychiatric insomniacs: a randomized,
double-blind, clinical, comparative study. Forsch KomplementarmedKlass Naturheilkd 2000;7:79-84 [in German].

*8. Donath F, Quispe S, Diefenbach K, et al. Critical evaluation of the effect of valerian extract on sleep structure and sleep
quality. Pharmacopsychiatry 2000;33:47-53.

*9. Dressing H, Riemann D, Low H, et al. Insomnia: Are valerian/balm combination of equal value to benzodiazepine?
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*10. Dressing H, Kohler S, Muller WE. Improvement of sleep quality with a high-dose valerian/lemon balm preparation: A
placebo-controlled double-blind study. Psychopharmakotherapie 1996;6:32-40.

*11. Cerny A, Schmid K. Tolerability and efficacy of valerian/lemon balm in healthy volunteers (a double-blind,
placebo-controlled, multicentre study). Fitoterapia 1999;70:221-8.

*12. Brown DJ. Herbal Prescriptions for Better Health. Rocklin, CA: Prima Publishing, 1996, 279.

*13. Blumenthal M, Busse WR, Goldberg A, et al. (eds). The Complete German Commission E Monographs: Therapeutic Guide
to Herbal Medicines. Austin: American Botanical Council and Boston: Integrative Medicine Communications, 1998, 147, 160-1.

*14. Koetter U, Schrader E, Kaufeler R, Brattstrom A. A randomized, double blind, placebo-controlled, prospective clinical study
to demonstrate clinical efficacy of a fixed valerian hops extract combination (Ze 91019) in patients suffering from
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*15. Brown D. Valerian root: Non-addictive alternative for insomnia and anxiety. Quart Rev Nat Med 1994;Fall:221-4 [review].

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randomized controlled trial with oxazepam. J Clin Pharm Ther 2001;26:363-7.

*17. Leathwood PD, Chauffard F, Heck E, Munoz-Box R. Aqueous extract of valerian root (Valeriana officinalis L) improves sleep
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*23. Garges HP, Varia I, Doraiswamy PM. Cardiac complications and delirium associated with valerian root withdrawal. JAMA
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*24. Wiley LB, Mady SP, Cobaugh DJ, Wax PM. Valerian overdose: A case report. Vet Human Toxicol 1995;37:364-5.

*25. Kuhlmann J, Berger W, Podzuweit H, Schmidt U. The influence of valerian treatment on “reaction time, alertness and
concentration” in volunteers. Pharmacopsychiatry 1999;32:235-41.



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