** セレンサプリメント ****
( セレニウム )**
セレンは、ビタミンEの60倍以上の抗酸化作用をもつ物質です。
活性酸素のダメージを防ぎ老化や動脈硬化、心筋梗塞を予防し、体内
で抗ガン酵素を増やしガン細胞の発生と成長を抑止します。

日本は急傾斜が多いためにセレンは土壌から海に流出していますし
近年の酸性雨などの影響で土壌が酸性化しています。
土壌のセレンが少ないことと土壌にセレン吸収を妨げる物質が増えて
いることで食材によるセレン補給が不安定になっているのです。
そういう中で確実なセレン補給にサプリメントがお勧めです。
セレンサプリメント
  

セレンを使用した臨床試験

セレンは体内合成できません。外部から摂取しなければならない必須ミネラルです。
グルタチオン・ペルオキシダーゼと呼ばれる抗酸化酵素は抗ガン作用があるといわれています。セレンは中心材としてこ
の抗酸化酵素を増やして抗ガン作用を活性します。

試験管試験、動物試験では、セレン含有酵母がガン細胞に「アポトーシス」 (計画的にガン細胞を死滅させる作用) を与
えることが確認されています。*1 *2 *3

4〜5年の期間をかけて行われた1,300人参加の1日あたりセレン含有酵母200mcgと偽薬を与えるクループ比較による二
重盲検試験でセレングループのガン死亡率が偽薬グループの50%だったことが報告されています。*4

しかしこの試験でセレングループに皮膚ガン(扁平上皮ガン)発症率が増加したと報告されています。*5
他の研究で、足の爪のセレン濃度を測定して評価する試験でセレン摂取不足の男性に比べて摂取が十分な男性では前立腺
ガンの発症率が65%低いデータが報告されています。*6

免疫機能活性にもセレンは不可欠です。セレンサプルメントで免疫機能を強化することでウイルス性肝炎の発症率を下げ
られることがわかっています。*7

セレンが不足していない高齢者の場合でも、更にセレンサプルメントでセレンを摂取することで免疫機能、白血球の活動
が活発になることがわかっています。*8

また甲状腺ホルモンの正常活動にもセレンは重要です。
3ヵ月の期間で1日あたり200mcgのセレンと偽薬を与え抗甲状腺抗体濃度測定で結果を比較する二重盲検試験で、セレ
ングループの自己免疫甲状腺炎(甲状腺炎)患者の症状改善が明らかになりました。*9

また男性不妊症患者に対する二重盲検試験で、セレングループ患者の精子運動が活発になる結果がでています。*10
  

セレンの健康項目
等 級 健 康 項 目
第2級    うつ病、エイズ(HIV)、前立腺ガンの予防、直腸ガンの予防、肺ガンの予防
   甲状腺炎、フェニルケトン尿症、不妊(男性原因)、心筋梗塞、すい臓機能不全
   喘息、動脈硬化、疱疹、未熟児感染症、免疫力(高齢者)、リウマチ様関節炎
   リンパ水腫
その他    黄斑変性、オズグッド・シュラッター病(骨端症)、肝炎、肝硬変、甲状腺不全
   不整脈、歯周病の口臭、小児病、術後の回復、心筋障害、ダウン症、
   糖尿病性網膜症( ビタミンA, C、E混合)、
   パップスメア検査異常(子宮ガン検査異常)、網膜障害( ビタミンA, C、E混合)
第1級第 1級 : 信頼性の高い臨床試験による検証データがあり非常に効果が高いもの
第1級第 2級 : 試験管あるいは動物実験で効果があるとされているもの
第1級第 2級 : あるいは効果があるとされているもの
第1級その他  : 主にハーブを使用した民間療法に使用されているもの
第1級第 2級 : 臨床試験による検証データがあり効果があるとされているもの 
  

セレンの欠乏

世界的に見ると大部分の人がセレンの摂取不足ですが、西欧諸国では極端に不足している人は稀です。
しかし、セレンの少ない土壌で成長した食材を食べている人にはセレン不足が目立ちます。
エイズ患者には健康な人に比べてセレンがひどく不足していることがわかっています。*12
心筋梗塞患者の場合*13 、慢性関節疾患患者の場合も同様にセレン不足が指摘されています。 *14
  

推奨摂取量

1日あたり100〜200mgの摂取が推奨されています。
  

安全性

1日あたり100〜200mcgレベルは安全です。
しかし1日当たりの900mcg以上の摂取で若干の副作用が報告されています。*.15
この場合の副作用は爪が弱くなったり、肌の発疹、イライラなどです。
またヨウ素不足が原因で起こる甲状腺腫の場合、セレンの摂取で甲状腺機能が低下することが報告されています。
従って甲状腺腫の方は使用を避けてください。*16
大部分のセレン研究ではセレンがガンを予防することを示していますが、ある1つの研究でセレン摂取で皮膚がん( 扁平
上皮癌 )の発症率が上がると報告されています。*17

米国科学アカデミーは、1日あたり400mcg、もし400mcg以上を摂取する場合は医師の指導を受けながら摂取すること
を推奨しています。*18
セレンは、ビタミンEの抗酸化作用を強化します。
  

他の医薬品との相互作用

セレンと相互作用する薬品があることが予想されます。現在処方薬を飲まれている方は使用を避けるか、確認してから使
用してください。
  

参考資料

*1. Lu J, Pei H, Ip C, et al. Effect on an aqueous extract of selenium-enriched garlic on in vitro markers and in vivo efficacy in cancer
prevention. Carcinogenesis 1996;17:1903/7.

*2. Wilson AC, Thompson HJ, Schedin PJ, et al. Effect of methylated forms of selenium on cell viability and the induction of DNA
strand breakage. Biochem Pharmacol 1992;43:1137/41.

*3. Redman C, Xu MJ, Peng YM, et al. Involvement of polyamines in selenomethionine induced apoptosis and mitotic alterations in
human tumor cells. Carcinogenesis 1997;18:1195/202.

*4. Clark LC, Combs GF, Turnbull BW, et al. Effects of selenium supplementation for cancer prevention in patients with carcinoma of
the skin. JAMA 1996;276:1957/63. Published erratum appears in JAMA 1997;277:1520.

*5. Duffield-Lillico AJ, Slate EH, Reid ME, et al. Selenium supplementation and secondary prevention of nonmelanoma skin cancer in
a randomized trial. J Natl Cancer Inst 2003;95:1477/81.

*6. Yoshizawa K, Willett WC, Morris SJ, et al. Study of prediagnostic selenium levels in toenails and the risk of advanced prostate
cancer. J Natl Cancer Inst 1998;90:1219/24.

*7. Yu S-Y, Li W-G, Zhu Y-J, et al. Chemoprevention trial of human hepatitis with selenium supplementation in China. Biol Trace
Element Res 1989;20:15/20.

*8. Peretz A, Neve J, Desmedt J, et al. Lymphocyte response is enhanced by supplementation of elderly subjects with selenium
-enriched yeast. Am J Clin Nutr 1991;53:1323/8.

*9. Duntas LH, Mantzou E, Mailis A. Kinetics and effects of selenomethionine in patients with autoimmune thyroiditis. J Endocrinol
Invest 2002;25(Suppl to No. 7):21. [Abstract]

*10. Scott R, Macpherson A, Yates RWS, et al. The effect of oral selenium supplementation on human sperm motility. Br JUrol 1998
;82:76/80.

*11. Yoshida M, Fukunaga K, Tsuchita H, Yasumoto K. An evaluation of the bioavailability of selenium in high-selenium yeast.J Nutr
Sci Vitaminol 1999;45:119/28.

*12. Dworkin BM. Selenium deficiency in HIV infection and the acquired immunodeficiency syndrome (AIDS). Chem Biol Iteract
1994;91:181/6

.*13. Moore JA, Noiva R, Wells IC. Selenium concentrations in plasma of patients with arteriographically defined coronary
atherosclerosis. Clin Chem 1984;30:1171/3.

*14. Knekt P, Heliovaara M, Aho K, et al. Serum selenium, serum alpha-tocopherol, and the risk of rheumatoid arthritis.
Epidemiology 2000;11:402/5.

*15. Yang GQ, Zhou RH. Further observations on the human maximum safe dietary selenium intake in a seleniferous area of China.
J Trace Elem Electrolytes Hlth Dis 1994;8:159/65.

*16. Contempre B, Dumont JE, Ngo B, et al. Effects of selenium supplementation in hypothyroid subjects of an iodine and selenium
deficient area: The possible danger of indiscriminate supplementation of iodine deficient subjects with selenium. J Clin Endocrinol
Metabol 1991;73:213/5.

*17. Duffield-Lillico AJ, Slate EH, Reid ME, et al. Selenium supplementation and secondary prevention of nonmelanoma skin cancer
in a randomized trial. J Natl Cancer Inst 2003;95:1477/81.

*18. Panel on Dietary Antioxidants and Related Compounds, Food and Nutrition Board, Institute of Medicine, National Academy of
Sciences. Dietary Reference Intakes for Vitamin C, Vitamin E, Selenium, and Carotenoids. National Academy Press, Washington,
D.C.,2000.








xxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxx