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** ホスファチジルセリン **
** 認知症進行遅延 **
  歳をとると物覚えが悪くなったり、集中力が続かなくなります。

そのせいで周りのことにも関心がもてなくなり、喜怒哀楽などの感情も薄れ気分も沈みがち、これではせっかくの人生も楽しみのない苦しいだけの人生になってしまいます。

若い頃のように物覚えがよく、集中力も続いて、気持ちも前向きで明るく充実した大抵のことは自分でできる毎日を取戻したいとお悩みになっておられる方におすすめします。

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ホスファチジルセリンの特許
以下のホスファチジルセリンに関する米国特許があります。

製法特許: ホスファチジルセリンの製造準備工程 米国特許番号 USP5,700,668 (1995年12月8日)
製法特許: ホスファチジルセリン製造前処理工程 米国特許番号 USP6,492,146 (2000年4月18日)
製法特許: ホスファチジルセリンの精製工程 米国特許番号 USP6,645,742 (2001年10月18日)
用法特許 : ホスファチジルセリンの用途と筋肉を増やし最適な状態を持続させる働きを妨げるコルチゾールの抗異
     化作用に     関して米国特許番号 6,673,378 (2004年1月6日)
用法特許 : テストステロンレベルを増やすホスファチジルセリンの用途に関してUSP20090143339(2009年6月4日)

 
ホスファチジルセリンの特性
ホスファチジルセリンはリン脂質の仲間でアミノ酸の一種セリンにリン酸、グリセロール、脂肪酸などが結合した混合物で、水溶性、油溶性の両方の性質があります。

私たちの体の細胞を包んでいる細胞膜の中に存在し、基本的に細胞内部へ栄養素を取込んだり、使用済み栄養素を廃棄する役割をします。

特に脳細胞の細胞膜に多量に存在し、脳神経ネットワークで情報伝達を行なう神経伝達物質シナプスの活動に深く関与します。

ヨーロッパ、特にイタリア、スカンジナビアなどの地域では、脳細胞の神経細胞膜中のホスファチジルセリンが不足すると思考能力、記憶力、集中力などの脳機能が低下するとされ、加齢による物覚えの悪さや集中力低下などの精神活動の衰えにホスファチジルセリンの摂取による治療を行なっています。

またホスファチジルセリンが若者の記憶力、思考能力を高めるなど頭の働きを良くするという説もありますが、今のところそれを裏付ける臨床報告はでていません。

ホスファチジルセリンの摂取により脳内のエネルギー代謝が活性し、名前・数字・場所・文章等を覚える学習能力、それを思い出す記憶力、人の顔を識別する能力、物事に対する注意力や集中力、これらの持続性が著しく改善されるといわれています。

       
ホスファチジルセリンの健康項目
 等 級 健 康 項 目
 第1級 加齢による認知症
 第2級 若いスポーツ選手の運動能力と持久力の増加
 その他 アルツハイマー症うつ病、パーキンソン病

 第1級 : 信頼性の高い臨床試験による検証データがあり非常に効果が高いもの
 第2級 : 試験管あるいは動物実験で効果があるとされているもの
第1級第 2級 : あるいは効果があるとされているもの
 その他 : 主にハーブを使用した民間療法に使用されているもの
第1級第 2級 : 臨床試験による検証データがあり効果があるとされているもの 


加齢による認知症
摂取量 : 300mg/日

牛由来のホスファチジルセリンを1日あたり300mg摂取、偽薬を使用した2つの二重盲検試験で年配者の記憶力、認知力、うつなどの症状改善が報告がされています。

10人のうつ病年配女性にホスファチジルセリンを与える非盲検臨床試験で30日後にうつ症状、記憶力、動作に改善が見られました。*1

老人性認知症患者494人に1日あたりホスファチジルセリン300mgを与える二重盲検試験で3ケ月後と6ケ月後の調査で認知機能と自立行動に改善が見られました。*2

過去の臨床研究は大半が牛由来のホスファチジルセリンで行われています。狂牛病が発生した後は大豆などの植物由来のホスファチジルセリンを利用したサプリメントが販売されるようになりました。
 
しかし大豆などの植物由来のホスファチジルセリンと牛由来のホスファチジルセリンの構造式は同一ではありません。*3

この構造式の違いについては医師や研究者間で議論されていますが *4、*5 現状植物由来のホスファチジルセリンを使用した臨床試験例は数が少ないのが現状です。

動物試験では、大豆などの植物由来のホスファチジルセリンと牛由来のホスファチジルセリンには差がないという報告がされています。*6, *7, *8

正常な精神状態の気力も旺盛な記憶障害とうつ病を併発している患者に植物由来のホスファチジルセリンを与えて記憶力とうつの症状に対する治療効果があるかどうかを評価する未公開の二重盲検試験による人に対する研究が行なわれました。*9

1日あたり植物由来のホスファチジルセリン300mgを3ケ月与えた結果、偽薬に比べて良い治療効果は得られませんでした。

更に老人性認知症患者に1日あたり300mgか1日あたり600mgの植物由来のホスファチジルセリンを12週間与える他の二重盲検試験でも偽薬に比べ植物由来のホスファチジルセリンは記憶力、認知機能など他の基準の評価でも治療効果は見つかっていません。*10

さらに調査研究が必要ですが、現在までのところ植物由来のホスファチジルセリンが老人性認知症に有効だという証拠は見つかっていません。

運動能力と持久力の増加
摂取量 : 750mg/日

若いスポーツ選手に1日あたり大豆由来ホスファチジルセリン750mgを与える10日間の二重盲検試験で、運動時の持久力が約25%増加するという報告があります。*11
ホスファチジルセリンの摂取を継続することでその効果が持続するかどうかを検証するにはさらなる長期間の試験が必要です。

 
アルツハイマー症  
摂取量 : 300mg/日 または 400mg/日

ホスファチジルセリンは体内の細胞を包む細胞膜に存在し、特に脳細胞を包む細胞膜には他の場所に比べて多量に存在します。

実験的にホスファチジルセリン100mgを1日に3回与えたアルツハイマー症の人たちが忘れた名前を思い出したり、物を置き忘れした場所を思い出すなど認知機能が改善されたという報告があります。*12

しかしその後行なわれた臨床研究では認知機能が改善されたという結果は得られていません。

他の二重盲検試験で、重度のアルツハイマー症患者に対しては効果があったが、中度、軽度のアルツハイマー症患者に対しては効果がなかったという報告があります。*13

アルツハイマー症患者に8週間1日あたりの300mgのホスファチジルセリンを与えた二重盲検試験で、偽薬を与えられた人たちより幸福感が増えたとという人たちが多かったが、テストの結果では認知機能の改善は見られませんでした。*14

またアルツハイマー症患者に1日2回ホスファチジルセリン200mgずつを与えた二重盲検試験では、6〜8週間後認知機能に効果が見られたが、ホスファチジルセリンを与えなくなって6ケ月後には効果が消失しました。*15

 
うつ病 
摂取量 : 300mg/日

アミノ酸の一つセリンから合成するホスファチジルセリンを摂取することで脳内の感情をコントロールする神経伝達物質のレベルを上げることができるといわれています。

うつ病年配女性に1日あたりホスファチジルセリン300mgを30日間与えた臨床研究では、うつ病症状が平均して70%減少したと報告されています。*18

これらの研究はほとんどが牛由来のホスファチジルセリンを使用して行なわれたものです。

大豆などの植物由来のホスファチジルセリンと牛由来のホスファチジルセリンの構造式は同一ではありません。
そのため植物由来のホスファチジルセリンには効果がないとされています。*19

 
パーキンソン病  
摂取量 : 45mg/日

ふるえ、動作緩慢、小刻み歩行などを主な症状とする病気です。脳内の中脳の黒質と呼ばれる領域の神経細胞数の減少が原因だといわれています。
黒質の領域ではドーパミンという神経伝達物質を作りますが、パーキンソン病の場合はその働きが低下しています。

参考資料
1. Hindmarch I, Fuchs HH, Erzigkeit H. Efficacy and tolerance of vinpocetine in ambulant patients suffering from mild to moderateorganic psychosyndromes. Int Clin Psychopharmacol 1991;6:31-43.

2. Balestreri R, Fontana L, Astengo F. A double-blind placebo controlled evaluation of the safety and efficacy of vinpocetine in the treatment of patients with chronic vascular senile cerebral dysfunction. J Am Geriatr Soc 1987;35:425-30.

3. Peruzza M, DeJacobis M. A double-blind placebo controlled evaluation of the efficacy and safety of vinpocetine in the treatmentofpatients with chronic vascular or degenerative senile cerebral dysfunction. Adv Ther 1986;3:201-9.

4. Manconi E, Binaghi F, Pitzus F. A double-blind clinical trial of vinpocetine in the treatment of cerebral insufficiency of vascularand degenerative origin. Curr Ther Res Clin Exp 1986;30:702-709.

5. Thal LJ, Salmon DP, Lasker B, et al. The safety and lack of efficacy of vinpocetine in Alzheimer's disease. J Am Geriatr Soc1989;37:515-20.

6. Gulyas B, Bonoczk P, Vas A, et al. [The effect of a single-dose intravenous vinpocetine on brain metabolism in patients with ischemic
stroke.] Orv Hetil 2001;142:443-9 [in Hungarian].

7. Szakall S, Boros I, Balkay L, et al. Cerebral effects of a single dose of intravenous vinpocetine in chronic stroke patients: a PETstudy.J Neuroimaging 1998;8:197-204.

8. Feigin VL, Doronin BM, Popova TF, et al. Vinpocetine treatment in acute ischaemic stroke: a pilot single-blind randomized clinical trial. Eur J Neurol 2001;8:81-5.

9. Bereczki D, Fekete I. A systematic review of vinpocetine therapy in acute ischaemic stroke. Eur J Clin Pharmacol 1999;55:349-52[review].

10. Bereczki D, Fekete I. Vinpocetine for acute ischaemic stroke. Cochrane Database Sys Rev 2000;2:CD000480.

11. Truss MC, Stief CG, Uckert S, et al. Initial clinical experience with the selective phosphodiesterase-I isoenzyme inhibitor vinpocetine in the treatment of urge incontinence and low compliance bladder. World J Urol 2000;18:439-43.

12. Truss MC, Stief CG, Uckert S, et al. Phosphodiesterase 1 inhibition in the treatment of lower urinary tract dysfunction:frombench to bedside. World J Urol 2001;19:344-50 [review].

13. Taiji H, Kanzaki J. Clinical study of vinpocetine in the treatment of vertigo. Jpn Pharmacol and Ther (Japan) 1986;14:577-89.

14. Ribari O, Zelen B, Kollar B. Ethyl apovincaminate in the treatment of sensorineural impairment of hearing.Arzneimittelforschung1976;26:1977-80.

15. Brooser G, Anda L, Doman J. Preliminary report on the use of ethyl apovincaminate in affections of the eyeground. Arzneimittelforschung 1976;26:1973-5.

16. Lohmann A, Dingler E, Sommer W, et al. Bioavailability of vinpocetine and interference of the time of application with food intake. Arzneimittelforschung 1992;42:914-7.

17. Osawa M, Maruyama S. Effects of TCV-3B (vinpocetine) on blood viscosity in ischemic cerebrovascular diseases. Ther Hung 1985;33:7-12.

18. Hitzenberger G, Sommer W, Grandt R. Influence of vinpocetine on warfarin-induced inhibition of coagulation. Int J Clin Pharmacol Ther Toxicol 1990;28:323-8.

19. Hindmarch I, Fuchs HH, Erzigkeit H. Efficacy and tolerance of vinpocetine in ambulant patients suffering from mild to moderateorganic psychosyndromes. Int Clin Psychopharmacol 1991;6:31-43.
















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