** ネトル **
(イラクサ)
    学名 : Urtica dioica   分類 : イラクサ科
    和名 : セイヨウイラクサ
イラクサ葉には、葉緑素、ベータカロチン、マグネシウム、カリ
ウム、カルシウム、鉄分などのミネラルが豊富です。
利尿作用でむくみをとり、
抗炎症作用で
尿路感染症、花粉症、アレルギー性鼻炎を和らげます。

ヨーロッパでは、濃縮イラクサ液エキスを利用して関節炎、関節
リウマチの治療に処方します。
外用で頭皮のフケを抑え、育毛を促しますのでヘアーシャンプー
やトニックにブレンドされます。
ネトルリーフ
ティーバッグ
ネトルカプセル

産地と使用部分

イラクサは世界中の温暖な地域に自生し葉の表面に小さな刺毛があります。
葉と根の部分がティーやサプリメントに使用されます。

ネトルの健康項目
等 級 健 康 項 目
第2級      関節炎 ( 根のエキスは前立腺肥大に有効 )
その他      花粉症、妊娠と産後のケア、リウマチ、尿管感染症
第1級第 1級 : 信頼性の高い臨床試験による検証データがあり非常に効果が高いもの
第1級第 2級 : 試験管あるいは動物実験で効果があるとされているもの
第1級第 2級 : あるいは効果があるとされているもの
第1級その他  : 主にハーブを使用した民間療法に使用されているもの
第1級第 2級 : 臨床試験による検証データがあり効果があるとされているもの 

伝統療法

古代ギリシャ時代、既に被服材料、食用、薬用に使用されました。
アメリカインディアンは、妊娠中、産後のミネラル、鉄分補給に使用しました。

有効成分

リコリスの主成分は、グリチルリチン酸とフラボノイドです。
葉には、刺毛のチクチク成分、蟻酸、ヒスタミン、セロトニン、コリンとカルシウム、ケイ素、塩化カリウム、鉄分など
のミネラル、葉緑素(クロロフィル)、アミノ酸、レシチン、カロテノイド、フラボノイド、ステロール、タンニン、ビタミ
ンAやビタミンCが豊富です。

根には、スコポレチン、ステロール、脂肪酸、多糖類、イソレクチンが含まれています。レクチンには、抗ウィルス作用
があります。

イラクサは昔から抗炎症剤として、リューマチや関節炎の治療に用いられています。

イラクサ葉の成分が炎症を起こす原因になるプロスタグランジンの生成を抑制する働きが確認されています。*1
イラクサ葉カプセル偽薬の摂取によって花粉症に対する効果を評価する二重盲験試験で、くしゃみや目のかゆみを減少さ
せることが確認されています。更に詳細研究が必要とされていますが一応の効果はありそうです。*2

根の有効成分は、体内で性ホルモン( テストテトロンあるいはエトトロゲン )を運ぶホルモンやタンパク質のようなはたら
きをするといわれています。単独の使用例はほとんどありませんが、その働きによって前立腺肥大を和らげるといわれて
います。*3

ソーパルメット(ノコギリヤシ)やビゲウムのように単独使用例はほとんどありませんが、根エキスが前立腺肥大に対して緩
やかな効果をもつことが確認されています。*4

使用方法

アレルギーシーズンに、300mgのイラクサ葉のカプセルあるいは錠剤を2〜3個、2〜4mlチンキ剤の場合は1日3回服
用して使用します。

イラクサ葉ティーは、アレルギーシーズンだけでなくできれば11月頃からアレルギーシーズンの間毎日1〜2杯を飲む
と効果が増すといわれています。

前立腺肥大には、根の濃縮エキスカプセル120mgのものを1日2回服用します。
前立腺肥大用のサプリメントとしてノコギリヤシやビゲウムとイラクサ根を調合したものがあります。

安全性

イラクサ葉は妊娠、授乳中にも安全だといわれています。

参考資料

*1. Obertreis B, Giller K, Teucher T, et al. Antiphlogistic effects of Urtica dioica folia extract in comparison to caffeic malic acid.
Arzneimittelforschung 1996;46:52-6.

*2. Mittman P. Randomized, double-blind study of freeze-dried Urtica dioica in the treatment of allergic rhinitis.Planta Med 
1990;56:44-7.

*3. Hirano T, Homma M, Oka K. Effects of stinging nettle root extracts and their steroidal components on the Na+,K+-ATPase of
the benign prostatic hyperplasia. Planta Med 1994;60:30-3.

*4. Vontobel H, Herzog R, Rutishauser G, Kres H. Results of a double-blind study on the effectiveness of ERU (extractum radicis
urticae) capsules in conservative treatment of benign prostatic hyperplasia. Urologe 1985;24:49-51 [in German].







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