**  レモンバーム  **

レモンバーム
軟膏 56g

レモンバーム
25g
 
     
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軟膏は口唇ヘルペスに有効
ティーはリラックスできます

神経の緊張を鎮めりリラックス
消化促進、はきけ、お腹のガスを防ぎます
軟膏は口唇ヘルペスに有効です

  学名 : Melissa officinalis
  分類 : シソ科
  和名 : セイヨウヤマハッカ

爽やかなレモンのような香りの主成分はテルペンです。
その香りは緊張、不安を鎮め、リラックスさせ、消化を促し腸内ガスが溜まるのを防ぐ駆風性があります。

アルツハイマー、不眠などにも効果があるといわれています。
甲状腺機能亢進症、消化不良と胸やけ、感染症、不眠などにも用いられます。    

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★生育場所と使用部分

レモンバームは、地中海東岸から中央アジアが原産です。
現在は世界中に分布しています。
葉はティーに、葉、茎、花はサプリメントに使用されます。

★レモンバームの伝統療法

8世紀から9世紀始めにかけて権勢を誇りレモンバームの効能を知ったフランスのシャルルマーニュ王( カール王 )は、領地内の全ての寺院にレモンバームを植えて育てるように命令しました。*1

レモンバームはハーバリスト達によって腸内ガスを抑えたり、不眠や心臓の具合が悪い時の治療に用いられました。
また不眠症や神経痛により起こる偏頭痛の治療にも用いられました。
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★レモンバームの健康項目

第1級 :
[軟膏] 口唇ヘルペス ( 単純ヘルペス )
第2級 :
[軟膏] 性器ヘルペス。
[ハーブ] アルツハイマー、疝痛 ( バ-ペイン、リコリス、フェンネルのブレンド)

その他 :
[ハーブ] 甲状腺機能亢進症、消化不良と胸やけ、感染症、不眠、神経痛

第1級 : 信頼性の高い臨床試験による検証データがあり非常に効果が高いもの
第2級 : 試験管あるいは動物実験で効果があるとされているもの
あるいは効果があるとされているもの

その他 : 主にハーブを使用した民間療法に使用されているもの
臨床試験による検証データがあり効果があるとされているもの    
   
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★レモンバームの試験研究

爽やかなレモンのような香りのする主成分はテルペンです。
テルペンには神経の高ぶりを鎮め気分をリラックスさせたり消化を促し腸内ガスが溜まるのを防ぐ駆風性ががあります。

アルツハイマー性認知症、不眠に効果があるといわれています。

試験管研究で、レモンバームが甲状腺機能亢進症を引き起こす甲状腺細胞に抗体が付着するのを阻止する働きが確認されています。*2

甲状腺機能亢進症では脳から甲状腺に過度に亢進指令が出されますがレモンバームは亢進指令を遮断する働きをするといわれていますが、まだ試験数が少ないので更に臨床試験数を増やす必要があります。    
   
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レモンバームエキスとバレリアンルートエキス混合成分と催眠剤トリアゾラム(HalcionR)の2者の効果を比較する臨床試験が行われました。催眠効果と睡眠品質に関する働きについての評価は、両者同等とされました。*3

またバレリアンルートとレモンバームの混合成分を用いて2週間の期間で行われた他の臨床試験でも催眠効果が確認されてます。*4

レモンバームには、抗ウイルス特性があり70 : 1 レモンバームエキス1パーセント含有軟膏を1日4回、5日間口唇ヘルペス ( 単純ヘルペス の)患部に塗る二重盲検臨床試験で 症状改善効果が確認されました。*5,6

口唇ヘルペス研究では、レモンバーム軟膏を1日2~4回患部に塗って5~10日間続けるというものが多数あります。    
   
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★摂取方法

ドイツE委員会は、1日数回レモンバーム1.5~4.5gに150mlの熱湯を注ぎ10~15分間待ってから飲むようにすすめています。*7
レモンバーム液の場合は、1日あたり2~3mlを3回に分けて飲みます。

不眠改善には、160~200mgのサプリメントを就寝30分~1時間前に飲みます。
ヘルペスには、レモンバーム軟膏を1日3~4回患部に塗ります。

ペパーミントとのブレンドは胃の調子、バレリアンとのブレンドは不眠解消。

バグルウィード(Lycopus virginicus)とのブレンドは甲状腺機能亢進症に効果があります。但し、ウイローバーク (アレルギーの人は避けて下さい。  
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★安全性

レモンバームそのものの安全性に問題はありません。

ウイローバーク ( 柳の樹皮 )にご注意ください。

アスピリンや ウイローバーク ( 柳の樹皮 ) でアレルギーの方は、
アスピリンとウイローバークを一緒に摂ると腹痛を起こすかもしれません。
ウイローバーク ( 柳の樹皮 ) 入りのレモンバームサプリメントでもアレルギーを起こす場合があると報告があります。*8

アスピリンアレルギーより軽いとは思いますが、ウイローバークアレルギーの方、潰瘍や胃炎の方、子供の解熱にウイローバーク入りを使用しないで下さい*9
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★参考資料

*1. Weiss RF. Herbal Medicine. Gothenburg, Sweden: Ab Arcanum, 1988, 31, 286.

*2. Auf’mkolk M, Ingbar JC, Kubota K, et al. Extracts and auto-oxidized constituents of certain plants inhibit the receptor-binding and the biological activity of Graves’ immunoglobulins. Endocrinol 1985;116:1687-93.

*3. Dressing H, Riemann D, Low H, et al. Insomnia: Are valerian/balm combination of equal value to benzodiazepine? Therapiewoche 1992;42:726-36.

*4. Dressing H, Kohler S, Muller WE. Improvement of sleep quality with a high-dose valerian/lemon balm preparation: A placebo-controlled double-blind study. Psychopharmakotherapie 1996;6:32-40.

*5. Wohlbling RH, Leonhardt K. Local therapy of herpes simplex with dried extract of Melissa officinalis. Phytomedicine 1994;1:25-31.
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*6. Koytchev R, Allen RG, Dundarov S. Balm mint extract (Lo-701) for topical treatment of recurring Herpes labialis. Phytomed 1999;6:225-30.

*7. Blumenthal M, Busse WR, Goldberg A, et al. (eds). The Complete Commission E Monographs: Therapeutic Guide to Herbal Medicines. Boston, MA: Integrative Medicine Communications, 1998, 160-1.

*8. Boullata JI, McDonnell PJ, Oliva CD. Anaphylactic reaction to a dietary supplement containing willow bark. Ann Pharmacother 2003;37:832-5.

*9. Blumenthal M, Busse WR, Goldberg A, et al. (eds). The Complete Commission E Monographs: Therapeutic Guide to Herbal Medicines. Boston, MA: Integrative Medicine Communications, 1998, 230