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** エキナセア **
  学名 :Echinacea purpurea, Echinacea angustifolia,
        Echinacea pallida


  分類 : キク科    

  和名 : ムラサキバレンギク
  別名 : パープルコーンフラワー、プルプレア
風邪やインフルエンザの引き始めの症状、喉のはれなどを和らげる働きはハーブの中でNo.1です。
体に穏やかですから5〜10倍に薄めれば2歳以上の幼児にも使用できます。


有機ティー
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生育場所と使用部分
北アメリカの平原が原産です。
19世紀末に、ドイツの科学者が持ち帰ってヨーロッパでも栽培が始まりました。

現在主に北アメリカとヨーロッパで栽培されています。
野生の収穫時期以外は、栽培されたエキナセアがティーやサプリメントに使用されています。

収穫は開花前に行われます。根と地表の茎の部分がティーやサプリメントに使用されます。
臨床試験、試験研究、民間療法で報告されているエキナセアルートの用途
等 級 用    途
第1級 風邪の引き始めの治療、喉のはれの治療 
第2級 歯茎の腫れ(歯肉炎)のうがい薬
( サルビア、ペパーミント油、メントール、カミツレチンキ、ミルラ
 チンキ、クローブ油とキャラウェー油などとブレンドして使用 )

身体の免疫力アップ、感染症やインフルエンザの治療
その他 気管支炎、口内炎、慢性モニリア症、口唇ヘルペス、耳感染症、歯肉炎、エイズ、乳首の腫れ、膣炎、怪我、イースト感染などの治療
第 1級 : 信頼性の高い臨床試験による検証データがあり非常に効果が高いもの
第 2級 : 試験管あるいは動物実験で効果があるとされているもの
        あるいは効果があるとされているもの 
その他 : 主に民間ハーブ療法に使用されているもの
        臨床試験による検証データがあり効果があるとされているもの
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エキナセアルートの伝統療法
メリカ先住民は蛇にかまれたり虫さされ、切り傷治療にエキナセアを使用しました。
1887年当時アメリカ合衆国の医療薬として認可され、風邪や梅毒治療にも使用されました。
1930年頃ドイツでエキナセアに関する近代研究が開始され現在に至っています。
エキナセアルートに関する試験研究
白血球の仲間にはリンパ球、ナチュラルキラー球、マクロファージ、好中球などの細胞性免疫体があります。

エキナセアは白血球の生成とその働きを活発にして *1
体内に侵入してきた全ての病原体に対して攻撃をしかけウイルスや細菌を殺しますから体の免疫力が増大します。

エキナセアの免疫活性効果については更に研究を進める必要がありますが、かなりの効果が期待できます。
エキナセアはインターフェロンの生成を促してウイルスや細菌などの病原菌の感染過程で起こる酵素アルロニターゼの生成を抑制します。*2

これらの働きで風邪やインフルエンザの症状、喉の炎症などの症状を和らげます。

いくつか臨床試験で、二重盲検試験が行われており、その結果は風邪とインフルエンザ治療にエキナセアが効果を発揮することが報告されています。*3,4,5,6,7

最新研究では、エキナセアが風邪やインフルエンザの症状がひどくなる前、ひき始めに飲むのが効果的なことがわかっています。*8,9

その他、エキナセアが膣のイースト感染再発を抑える効果の調査研究がドイツで行われています。
薬用クリーム( 硝酸エコナゾール )と、サプリメントカプセルを経口摂取したり、エキナセア液の注入で薬用クリームだけの場合より、腟のイースト感染再発を抑制する効果が増すことが確認されました。*10
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摂取方法
エキナセアは免疫細胞を活性しますが、余り持続性はありません。
ですから風邪やインフルエンザの予防効果を期待するよりも、症状の出始めに飲む方が効果を発揮します。

風邪やインフルエンザにかかったら 3 〜4mlのエキナセア液体か300mgカプセルあるいは錠剤を初日2時間毎に飲んでください。
そして症状が改善されるまで最大7〜10日間続けてください。*11

エキナセアは長期間継続して使用すると効果が弱くなるので、必要な時に使用するようにした方が良いとされています。
  
 風邪やインフルエンザの季節で体調不良のとき → 毎日
 風邪やインフルエンザの季節だが体調良好のとき → 1ヶ月とって1週間休み
 風邪やインフルエンザの季節でなく体調良好のとき → 2週間とって2週間休み
 体調が絶好調のとき → 休み
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安全性
経口摂取するエキナセアの安全性は非常に高いとされています。*12

ドイツのEモノグラフ委員会(ドイツ連邦政府が1978年にハーブの安全性と効力を検査、評価する目的で設立した機関)は、狼そうのような自己免疫疾患、結核、多発性軟化症、HIV感染症など進行性疾患にはエキナセアを使用しないように見解を述べています。

しかし委員会のこの見解は臨床研究の結果として述べているわけではありません。ハーバリストから根拠を求める質問が出されています。

ヒナギク科の植物にアレルギーのある人は、呼吸疾患、発疹、下痢などのアレルギー症状が出た例が報告されていますのでエキナセアの使用は避けたほうがいいと思います。*13

グリーンフラスコ研究所でカプセル、錠剤、液などのエキナセアサプリメントを服用した206名の妊婦に対して妊娠、胎児の発達、妊娠中への影響に関する調査が行われました。

結果は妊娠中にエキナセアを飲んだ人と飲まない人を比較しても流産、安産、先天性疾患の有無などの率はエキナセアを飲んでいた人の方が良かったと報告されています。*14

エキナセアルートには果実、野菜などいろいろな植物繊維に含まれるイヌリンが約20%含まれています。*15

イヌリンは、食物成分として食べても安全性が高く *16 実際にイヌリンは世界中で使用されています。*17
実験室の試験で過剰にイヌリンを摂取したことで生命に危険を及ぼすようなひどいアレルギーが出たという39歳男性の報告が出ています。*18

これらの結果からイヌリンアレルギーがある方はエキナセアの使用は控えてください。

免疫機能が完成していない1才以下のお子さんにはお奨めできませんが、2才以上のお子さんにもお奨めできます。


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参考資料

*1. Wagner H, Horhammer L, Munster R. The chemistry of silymarin (silybin), the active principle of the fruits of Silybum marianum (L.) Gaertn. Arzneim-Forsch Drug Res 1968;18:688-96.

*2. Hikino H, Kiso Y, Wagner H, Fiebig M. Antihepatotoxic actions of flavonolignans from Silybum marianum fruits. Planta Medica 1984;50:248-50.

*3. Faulstich H, Jahn W, Wieland T. Silibinin inhibition of amatoxin uptake in the perfused rat liver. Arzneim-Forsch Drug Res 1980;30:452-4.

*4. Tuchweber B, Sieck R, Trost W. Prevention by silibinin of phalloidin induced hepatotoxicity. Toxicol Appl Pharmacol 1979;51:265-75.

*5. Feher J, Lang I, Deak G, et al. Free radicals in tissue damage in liver diseases and therapeutic approach. Tokai J Exp Clin Med 1986;11:121-34.

*6. Sonnenbichler J, Zetl I. Stimulating influence of a flavonolignan derivative on proliferation, RNA synthesis and protein synthesis in liver cells. In Assessment and Management of Hepatobiliary Disease, ed. L Okolicsanyi, G Csomos, G Crepaldi. Berlin: Springer-Verlag, 1987, 265-72.

*7. Schuppan D, Str?sser W, Burkard G, Walosek G. Legalon? lessens fibrosing activity in patients with chronic liver diseases. Zeits Allgemeinmed 1998;74:577-84.

*8. Salmi HA, Sama S. Effect of silymarin on chemical, functional and morphological alterations of the liver. Scand J Gastroenterol 1982;17:517-21.

*9. Leng-Peschlow E. Alcohol-related liver diseases-use of Legalon?. Z Klin Med 1994;2:22-7.

*10. Ferenci P, Dragosics B, Dittrich H, et al. Randomized controlled trial of silymarin treatment in patients with cirrhosis of the liver. J Hepatol 1989;9:105-13.

*11. Velussi M, Cernogoi AM, De Monte A, et al. Long-term (12 months) treatment with an antioxidant drug (silymarin) is effective on hyperinsulinemia, exogenous insulin need and malondialdehyde levels in cirrhotic diabetic patients. J Hepatology 1997;26:871-9.

*12. Pares A, Plancs R, Torres M, et al. Effects of silymarin in alcoholic patients with cirrhosis of the liver: results of a controlled, double-blind, randomized and multicenter trial. J Hepatol 1998;28:615-21.

*13. Nassuato G, Iemmolo RM, Strazzabosco M, et al. Effect of silibinin on biliary lipid composition. Experimental and clinical study. J Hepatol 1991;12:290-5.

*14. Palasciano G, Portinascasa P, Palmieri V, et al. The effect of silymarin on plasma levels of malondialdehyde in patients receiving long-term treatment with psychotropic drugs. Curr Ther Res 1994;S5:S37-45.

*15. Allain H, Sch?ck S, Lebreton S, et al. Aminotransferase levels and silymarin in de novo tacrine-treated patients with Alzheimer's disease. Dementia Geriatr Cogn Disorders 1999;10:181-5.

*16. Brown DJ. Herbal Prescriptions for Better Health. Rocklin, CA: Prima Publishing, 1996, 151-8.

*17. Reyes H. The spectrum of liver and gastrointestinal disease seen in cholestasis of pregnancy. Gastroert Clin N Am 1992;21:905-21.

*18. Adverse Drug Reactions Advisory Committee. An adverse reaction to the herbal medication milk thistle (Silybum marianum). MJA 1999;170:218-9.







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