** カモミール ****
  ( カミツレ )**
   学名 : Matricaria chamomilla  分類 : ヒナギク科
   和名 : カミツレ
ヨーロッパでは、夜眠れないときや風邪のひき始めにカモミール
ティーをよく飲みます。

落ち着きのない子供や寝つきの悪い子供に飲ませる習慣もあるそ
うです。

鎮静作用や発汗作用があり、胃痛を抑え、消化を助け、疲れやス
トレスでおこる神経の興奮を鎮めて眠りを誘い、痙攣、腸内ガス
、炎症を抑え、感染症を防ぎます。
カモミール
ティーバッグ
有機ハーブティー
カモミール
  

生育場所と使用部分

ジャーマンカモミールはヨーロッパ、西アジア原産です。
現在はドイツ産のジャーマンカモミールの花を乾燥させたものが一般に使用されています。
  

臨床試験、試験研究、民間療法で報告されているカモミールフラワーの健康項目
等 級 健 康 項 目
第 2級   疝痛、湿疹、創傷
  歯肉炎(歯周病) ( うがい薬として、カモミールにセージ、ペパーミントオイル、
  メンソール、エキナセアの搾り汁、没薬チンキ、キャラウェイオイルなどとブ
  レンド )  
その他   不安感、アフタ性口内炎、結膜炎/眼瞼炎、クローン病、下痢、胃炎、
  歯肉炎 ( 歯周病 )、消化不良と胸やけ、不眠、過敏性腸症候群、十二指腸潰瘍、
  潰瘍性大腸炎 
第1級第 1級 : 信頼性の高い臨床試験による検証データがあり非常に効果が高いもの
第1級第 2級 : 試験管あるいは動物実験で効果があるとされているもの
第1級第 2級 : あるいは効果があるとされているもの
第1級その他  : 主にハーブを使用した民間療法に使用されているもの
第1級第 2級 : 臨床試験による検証データがあり効果があるとされているもの 
  

カモミールフラワーの伝統療法

ヨーロッパの家庭では胃の具合が悪い時、腹痛の時にカモミールティーを飲みます。
  

カモミールフラワーの有効成分

カモミールの花には、アルファビサボロール、酸化アルファサボロールAとBそしてマトリシン ( 通常カマツレンに変
化する)をその他フラボノイド類のアピゲニン、ルテオリン、およびケルセチンなどの成分を含んでいます。

これらの成分は、抗炎症作用、けいれんを止める作用そして筋肉を弛緩させてリラックスさせる作用に貢献します。
*2,3,4,5
カモミールには、湿疹治療にかなり効果があることが確認されています。*6,7
1つの二重盲検試験によって、処方箋薬である0.25%ヒドロコーチゾンクリームのおよそ60%有効であることが確認さ
れました。*8
また、カモミール軟膏の使用で寝たきり老人の鬱血性潰瘍褥瘡を完治させたはたらきが確認されました。*9
  

摂取方法

カモミールは、ティーにして通常1日3〜4回食事時に飲みます。 *10
その他の方法は、1日あたり錠剤かカプセルに入れたカモミールであれば2〜3g、チンキで4〜6mlを3回に分けて食事
のとき飲みます。また1%のアピゲニンと0.5%の精油を含むエキスが使用されます。
300〜400mgのエキスを含むカプセルを1〜2個ずつ1日3回飲みます。
塗り薬や軟膏の場合は、1日3〜4回患部に塗ります。
  

安全性

カモミールでアレルギーが出たという話は極めて稀です。*11
内用で起こったこれらのアレルギーは、気管支収縮と肌アレルギーということです。*12
カモミールで副作用がでたという話はほとんど聞いたことがありませんが、ブタクサ、エゾギク、キクアレルギー、ヤ
エムグラ属の植物花粉アレルギーの人は使用を避けてください。*13
通常カモミールは、、妊娠中、授乳中に使用しても安全であると考えられています。
しかしカモミールアレルギーをもつ妊娠中の女性が浣腸にカモミールを使用して死亡した例が1件だけ報告されていま
す。*14
  

参考資料

*1. Blumenthal M, Goldberg A, Brinkman J (eds). Herbal Medicine: The Expanded Commission E Monographs. Newton, MA:
Integrative Medicine Communications, 2000, 330-4.

*2. Foster S. 101 Medicinal Herbs. Loveland, CO: Interweave Press, 1998, 176-7.

*3. Foster S, Tyler VE. Tyler’s Honest Herbal. New York: Haworth Press, 1999, 327-9.

*4. Wichtl M. Herbal Drugs and Phytopharmaceuticals. Boca Raton, FL: CRC Press, 1994, 440-3.

*5. ESCOP 1996. Salviae folium (Sage leaf). Monographs on the Medicinal Use of Plant Drugs. Exeter, UK: European Scientific
Cooperative on Phytotherapy, 1997.

*6. ESCOP 1996. Salviae folium (Sage leaf). Monographs on the Medicinal Use of Plant Drugs. Exeter, UK: European Scientific
Cooperative on Phytotherapy, 1997.

*7. Blumenthal M, Busse WR, Goldberg A, et al. (eds). The Complete German Commission E Monographs: Therapeutic Guide to
Herbalb Medicines. Austin: American Botanical Council and Boston: Integrative Medicine Communications, 1998, 198.

8. ESCOP 1996. Salviae folium (Sage leaf). Monographs on the Medicinal Use of Plant Drugs. Exeter, UK: European Scientific
Cooperative on Phytotherapy, 1997.

*9. Beatty C, Denham A. Review of practice: Preliminary data collection for clinical audit. Eur J Herbal Med 1998;4:32-4.

*10. Wichtl M. Herbal Drugs and Phytopharmaceuticals. Boca Raton, FL: CRC Press, 1994, 440-3.

*11. Foster S, Tyler VE. Tyler’s Honest Herbal. New York: Haworth Press, 1999, 327-9.






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